男山 株式会社とは?
北海道旭川市にある「男山 株式会社」は、全国的に有名な日本酒の蔵元です。
江戸時代にまで遡る長い歴史を持ち、伝統的な技術を守りながらも、新しい試みを積極的に取り入れる革新的な酒造りを行っています。
- 屋号:男山 株式会社
- 所在地:北海道旭川市永山2条7丁目1-33
- 創業:1887年(明治20年)
- 設立:1952年(昭和27年)
旭川は冬の寒さが厳しく、酒造りに適した清冽な水に恵まれた地域です。
この恵まれた自然環境を活かし、男山は高品質な日本酒を醸しています。
男山の歴史
男山の名前の由来は、江戸時代の名酒「男山」に由来しています。
「男山」はかつて伊丹(現在の兵庫県)で醸され、多くの大名や武士に愛された酒でした。
その伝統を受け継ぎ、旭川の地で再興したのが現在の「男山 株式会社」です。
男山は、1977年にアメリカの酒類・食品コンクール「モンドセレクション」で金賞を受賞し、世界的な評価を獲得。
その後も、国内外の品評会で数多くの賞を受賞し、日本を代表する銘酒としての地位を確立しました。
また、酒造りの伝統を後世に伝えるため、1970年代には「男山酒造り資料館」を開設し、日本酒文化の普及にも貢献しています。
男山の代表銘柄
男山 純米大吟醸
- 商品について:蔵人の手仕事で醸す、男山の最高峰。
- 特徴:1977年、日本酒で世界初となるモンドセレクション金賞を受賞。以来40年以上にわたり受賞を継続し、国内外の酒類コンクールでも数多くの金賞を獲得している、当蔵を象徴する純米大吟醸。
- 味わい:選び抜かれた兵庫県産山田錦を38%まで磨き、洗米・蒸米・製麹など醸造工程の大半を人の手で行うことで生まれる至高の味。穏やかな含み香、淡麗ながらも豊かに広がる上品な味わい。
男山 国芳乃名取酒
- 商品について:北海道の澄んだ気候が育む、大辛口の純米酒。
- 特徴:微かに酸を感じるシャープな切れ味が特徴で、男山一番の大辛口の純米酒。
- 由来:赤穂浪士達が男山の酒を飲む姿を描いた歌川国芳の浮世絵「誠忠義臣名々鏡」から名前をとっており、海外では「特別純米 男山」の酒名で展開。
- 味わい:お寿司やお刺身との相性が良く、世界中で求められる『SAKE』へと成長。
男山 北の稲穂 大吟醸
- 商品について:北海道産の酒米で仕込んだ北海道100%の大吟醸。
- 特徴:40%まで磨き上げた北海道産酒造好適米を100%使用し、時間をかけて丁寧に醸した大吟醸酒。
- 味わい:口当たりが柔らかく、雑味のない上品な余韻が心地良い。
蔵元見学と購入方法
蔵元見学
男山 株式会社では、「男山酒造り資料館」を併設しており、自由見学が可能です。
資料館では、江戸時代の酒造りの道具や歴史的な資料が展示されており、日本酒の伝統文化を学ぶことができます。
また、試飲コーナーも設けられており、代表銘柄を試すことができます。
- 見学可能時間:9:00~17:00
- 定休日:年末年始
- 入場料:無料
購入方法
男山の日本酒は、以下の方法で購入できます。
- 直売店:男山酒造り資料館内で販売。
- オンラインショップ:男山公式サイトにて購入可能。
- ECサイト:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでも販売中。
- 全国の酒販店:一部の特約店で取り扱いあり。
まとめ
北海道旭川市に拠点を構える「男山 株式会社」は、江戸時代からの伝統を受け継ぎながら、革新的な酒造りを行う老舗酒蔵です。
代表銘柄には「男山 純米大吟醸」「男山 国芳乃名取酒」「男山 北の稲穂 大吟醸」などがあり、どれも米の旨みを存分に感じられる逸品です。
蔵元見学が可能な「男山酒造り資料館」では、日本酒の歴史を学びながら試飲も楽しめます。
男山の日本酒は、直売店やオンラインショップ、各種ECサイトで購入できるため、全国どこからでも手に入れることができます。
ぜひ一度、男山の銘酒を味わってみてください。
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